トップ > 平成27年6月> 2日

贈与ではなく借入金の形

2015年6月2日「火曜日」更新の日記

2015-06-02の日記のIMAGE
現在、日本で一番お金を持っているのは高齢者ですから、もしかすると気前よくお金を出してくれるかもしれませんよ。親からマイホームの資金援助を受ける方法には、大きく分けて「贈与」と「借入」の2種類があります。もしあなたの親が裕福なら、お金をありかたくもらいっぱなしにするのもいいでしょう。反対に、親からは一時的にお金を借りるだけで、返済する気があるというのなら、それは借入ということになります。過去に住宅取得資金の贈与を受けたことがある人や、事情により親との共有名義にしたくない人は、贈与ではなく借入金の形をとるのがいいでしょう。いずれの方法にせよ、きちんと手続きしておかないと、後で莫大な贈与税がかかることがあるので要注意です。親からお金をもらうと、贈与税を払わなくてはなりません。そう問いて、「えっ、私は学生時代に仕送りをしてもらったけど、税金なんて払わなかったよ?」と思った人もいるでしょう。税法上、親子や夫婦問で生活費や教青費のためにお金をあげても、税金はかかりません。ただし、一時的にあまりにも金額が多い場合や、生活費・教育費以外の目的で資金移動があると、贈与とみなされて税金がかかります。贈与税は他の所得税などと比べると税率が高いので、うっかりすると贈与された金額の半分以上を税金に持っていかれることもあります。

このページの先頭へ